おうち胡蝶蘭とは

おうち胡蝶蘭とは

胡蝶蘭は、花の王様ともいわれるように「美しく高級なお花」「企業やお店のお祝いに贈るお花」というイメージが日本ではまだまだ根強いです。
いま少しずつ広まりつつある「おうち胡蝶蘭」とは、胡蝶蘭を贈る文化から、育てる文化に進化させたもの。
胡蝶蘭は、高さ15センチほどの小さなものから1メートルほどある大きな胡蝶蘭までありますが、おうちで育てる胡蝶蘭のことを総称して「おうち胡蝶蘭」とよんでいます。
今まで胡蝶蘭はプレゼント用のお花でしたが、ご自宅用に自分で購入するお花としても認知されてきたのは、簡単に長く咲かせられる丈夫なお花ということが知られてきたからです。
また、唯一のインドポットアフラワーともいわれており、根のついた鉢花なので繰り返し咲かせることもできます。
品種は幅広く、色や柄も様々で選ぶ楽しみもある胡蝶蘭。
最近では、小ぶりなサイズが手軽な価格で購入できるようになりました。
品種も多く選ぶのも楽しめて、室内で場所を取らずに育てられる魅力的なお花です。

このサイトでは、初級(育て始めて3年以内)、中級(育て始めて4年以上)、上級(生産者レベルを目指す方)にレベル分けをしています。
レベル別に書かれていることが違う点もありますが、それぞれお伝えする内容には理由がありますので じっくり読んでみてください。

一人でも多くの方が、おうちで胡蝶蘭を楽しんでいただければ幸いです。

おうち胡蝶蘭を長く楽しむコツ

おうちで胡蝶蘭を育てるコツはズバリ…

①人が過ごしやすい環境に置く(18~25℃、光が強すぎない場所)

②水やりはたっぷりと!!

③手をかけすぎない、いじらない

あとは、胡蝶蘭の好きなようにさせてあげるとうまくいきます。
一番難しいのは③です。
胡蝶蘭は手をかければかけるほど、裏目に出る事が多いお花なんです。季節やタイミングにとらわれず、なるべく咲いている花を長く楽しんでください。

例えば、枯れかけた花・茎・葉・根は、そのままにしておいて問題ありません。落ちるまで、枯れるまで、あまり触れずに様子を見てください。
軽く摘んだり、軽く引いてみて取れるまでは、元気な部分は生かしてあげるのをおすすめしています。

枯れたり落ちたりするときは、栄養を他の部分に移動させてから、胡蝶蘭自身が枯らせて自然と不要な部分が取れていきます。胡蝶蘭自身がやっていることには 意味があると思ってください。
人が良かれと思って株に何かしてあげても、株の体力温存のためになることは少なく、株の力にいい影響を与えるとは限りません。
胡蝶蘭の育て方で他の植物と違う点は、肥料はあげない方が良いということです 。
新しく出てきた、花芽・蕾は、手を加えず見守ってあげる。
茎・花芽・根っこが折れてしまっても処置は不要。次の成長を見守ってあげてくださいね!

大きい胡蝶蘭(大輪)と小さい胡蝶蘭(ミディ系)の育て方に違いはありません。

胡蝶蘭の株・生命力はとても強いです。枯れかけた株でもどこか生きている(どこかに緑色の部分がある)場合は、諦めず育ててみてください。子株が出てくるなど、変化がある場合がありますよ。

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